感想 泉原航一監督作品『祭に咲く花』

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すっと観たいと思っていた映画『祭に咲く花』。
現在でもDVD購入可能ということをこちらのブログ記事で読み早速お取り寄せ。
やっとDVDで観ることができました。
DVDは監督手売りで税込1,000円(驚け!)
連絡先メールアドレスはmimimio815@gmail.comです。
(私が購入した時は先にDVDが郵送されてきて、到着後現金書留でお支払いでした)



「橋本全一くんがの出演作だから」というミーハーなきっかけで知ったこの作品でしたが、気がついたら2周連続でDVDまわしてました。
45分という尺もちょうどいいんだ。
そしてなんといっても、全員が笑顔で終わるラストが、祭りの後の雰囲気とあいまって気持ちがいい。
亮太郎が「今年も1年終わったのぉ」っていう、やったったけどちょっと寂しいよなっていう気持ちのこもった台詞がしみじみ良かった。
汗だくになって身体も気持ちもギリギリまでふんばって、だけど気分は最高にハイな数日間が終わり、もう明日からはいつも通りの町並みで、仕事もあるし、とにかくいつも通り。
でも、来年の祭りまでの1年がまた始まんだ~。
っていう、祭りのある町ならではの空気がえぇ感じに伝わってくるラスト。

私の地元にはそういう祭はないけれど、自分で機会をつくって高知のよさこい祭りに何年か参加していたから、この空気感がとても懐かしかった。

【あらすじ】
ここは岸和田、「岸和田だんじり祭」の町。
この町で生まれ育った大地(鎌田有恒)は今年の夏も祭一色。
しかし、親友の亮太郎(橋本全一)は祭に参加せずレゲエばかり。
幼なじみの沙織(山本愛莉)に至っては祭での事故が原因という父親の死を乗り越えられず、祭も町も大嫌いになってしまっていた。
ある日、岸和田生まれだが東京育ちで気の弱いモルモ(谷昌弥)がこの町にやってきた。
この祭の町で、悩みを抱えながらも未来へ歩んでいく姿を描く岸和田青春グラフィティー。

喧嘩っ早い岸和田のやんちゃたち、年々変化していく祭を憂える町のおっちゃんたち、最高の祭り見せちゃろかい! と威勢のいい若い衆たち。
レゲエで行けるところまで行きたいからこそ大好きな祭から一歩距離を置く亮太郎の気持ちもわかる。
それぞれの想いがだんじり祭りの映像と共に切り取られていくんです。
岸和田に住んでいる人たちでないと見ることはない寄り合いの様子なんかも映されます。
めっちゃ気合入れて張り切ってた若い衆たちが試験曳きでメタメタあかんことになってて悔し涙を流すシーンもあってぐっときた。
観ているうちに、祭りそのものにも興味が湧いてくる。


私は京都に移ってきて約20年になりますが、まだだんじり祭を見に行ったことがないんです。
3年前に市川猿之助襲名披露巡業公演のため浪切ホールに行った時に、時間があるからだんじり会館覗いてみよ~って寄って見た「3Dだんじりビジョン」に度肝を抜かれて以来、いつか行きたいなとは思っていたのですが・・・。
映像とはいえ、山車が画面に向かって突進してくるのはすごい迫力&興奮です。
会館では年間通してだんじりの展示が見れるよ!



だんじりは毎年9月に開催。
ということは、今年はこれから。
調べてみたら16日(土)と17日(日)なんですね!
来月、お友だちを誘って行くことにした!
映画で名前があがってたカンカン場ってとこには行ってみたいし、地元の人がメインで見るという穴場的な場所でも見てみたい。
撮影で使われてたお好み焼屋さんはぐるなびに掲載されているんやろか?
ちょっといろいろ調べてみます。
da-inn.com

岸和田だんじり祭 - 岸和田市公式ウェブサイト



この告知動画でも流れる歌がとってもえぇ感じでした。
「えぇ感じ」って言葉を使ってしまうのは沙織の影響です。
やっと笑顔になれた沙織が見た祭が、ほんとにえぇ感じやったんや。

祭を愛する男がいて、それを傍で見守る女がいる。
妻、娘、恋人、姉、妹…いろんな女がいる。
そして、家族があって、町があって…また祭がある。
そんな岸和田を歌った曲。


『祭に咲く花』FaceBookページ https://www.facebook.com/kishiwada.danjiri.movie/



泉原 航一さん | 私的・すてき人 | 南大阪[堺・泉州・南河内]地域のタウン情報サイト 【キットプレス】




【推しメモ】

何と言っても“2015年以前”のぜんいちゅです。
(2013年の作品なので)
しかもとにかくやんちゃで生傷絶えない高校生役。
ヤンキー臭。
役とは言え部屋めっちゃ汚い。
舞台は泉州、当然ながら大阪弁(泉州弁)。
おしゃれでもキレイでもない“ナマ感”溢れるぜんいちゅがいる。
このナマな男子感がとっても新鮮でいい感じなので未見の方には是非見ていただきたいです。
思ってもみなかった銭湯シーンもあるよ。
3人肩を並べて湯船につかる。
地元感。
あ、タオルにニコちゃんいますね。
ぜんいちゅの歌は聴けませんでした。

「行けるところまで行ってみたいんや」

なんか、すぐにストーリーに役者像を重ねちゃうマンなので「ああ、このあたりからぜんいちゅは東京に出ていってたんだっけ」とか思ったりもした。
(昔のブログは一部しかネットの海に浮いてないのでプロフはwiki参照)

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記事を書いているのはこんな人です。

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