【人間椅子】四十を過ぎてなお盛ん♡

人間椅子「現世は夢」ライブDVD発売記念ツアー『屋根裏の散歩者』＠心斎橋BIGCATに行ってきました。

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昨年末の京都磔磔でのライブを見逃していたので（会場に到着したのが出番が終わって二階の楽屋に上がってしまわれた直後だった）、実に、ほぼ1年ぶりのワンマンでした。

最近のインタビュー記事でギターの和嶋さん（わじー）が「最近じゃ和服のお客さんも増えて嬉しいですね」みたいなことを言っていたので、そうか最近は着物女子も増えたのね、ならば着ていかねばならぬだろうくらいの気持ちで額から玉の汗を噴出させながら着付けてBIG CATに行きましたらオンリーワンの存在になってしまって逆に浮くわ！みたいな。
入場整理番号が70番台。
私みたいな背が小さいのは前の方でみたいからと下手にがんばってうっかり会場の真ん中あたりに入ってしまうと人に囲まれてしんどい時間を過ごすことになってしまうので今回はもう後ろでまったりしてようかと思ってたらすいすいとステージ右寄りの前から2列目、柵のすぐ横が取れてほくほくしてたんですが、開演まで私の周りだけぐるっと人ひとり入れるくらいのスペース空いてましたからね。
浮いてたんですね。
毎回お着物で参戦されているお姉様も今回お見かけできず残念。

着物でオールスタンディングのライブ、着崩れが心配だわという方、着付け時のポイントは腰紐です。
長襦袢の方は適当で大丈夫ですが、着物に袖を通して裾の丈を合わせた後に腰のところでむすぶその紐。
ここを「うっ…ちょっときついかな？」くらいしっかり結びます。
息ができない程絞め上げたらだめですが、この時点でがっちり結んでおけばあとは帯でも固定されるし（私は半幅帯でもも帯締めしちゃうのでさらにホールド力アップ）、ぶんぶんヘドバンしようが、ガンガン拳を振り上げようが、びょんびょんジャンプしようが帰宅するまで着崩れしません。

もう以前のようにライブレポ書かなきゃ♡という心持ちでもないので後はさらりと書くに留めるのですが。
それはけっしてマイナーバンドが一気に人気者になっちゃって急に距離感感じちゃったわ的なものではなく、毎日SNSを開けば必ず新しい情報がアップされてて自分の生活の中に人間椅子があって当たり前になってきていて、それでも雑誌とかイベントとかニコ生とかその他もろもろ全ての情報を追うのは難しくて、これからも末永く好きなのは変わらないだろうから今必死になっていっこいっこをかき集めていかなくてもいいわ的なある種あきらめみたいな心境からくるものです。

そんなスタンスでいるのですが、やはりいざライブとなると気分はブチ上がりますね。
なんで自分こんな声出しちゃってるんだろうってくらいきゃーきゃー口から何かでてきちゃってたし、もういい加減腕上げるのも跳ぶのも疲れたんですけどって思いながらアヘ顔でからだ動かしてたし、煽りに来てくれたわじー（ステージライトがまるで後光のようでスピリチュアルな感じさえした）を教祖とばかりに必死に手を差し伸べていた。
ブラウザ越しの彼らではなく、生の彼らを、こんなにも私は求めていたんだー。
久々のライブだからより強烈にそれを実感できました。
私は芝居も大好きなんですが、芝居の醍醐味も「ライブ感」。
生の空間で毎日その時のメンバーの状況や客席の空気感で仕上がりが異なってくるっていうところが楽しいし興奮するけど、ライブの高揚感はまた別格。
自分も高揚しながら歌うし動くからかな、中世の踊り念仏ももしかしたらこんな感じだったのかしらとおかしなことも妄想してしまいます。

四十を過ぎてなお盛んに高みを目指していくおじさんたちって、枯れてるどころか素直にかっけーしキュートだし応援したくなるし、ひと回りして最後にやっぱりかっけー！

なんだけど、MCやファンクラブ会報での話題の温さはやはり年相応でそのギャップにまた萌えるのです。

今回のMCで記憶に残っていること
■空腹時のご飯も、食後の一服もがっついてしまう1杯目、1本目よりも2杯目2本目の方がしみじみうまい。きっと結婚もそんなものなのであろう…。（最終的にはオズフェス以降の再デビューがしみじみありがたく充実しているという話に落ち着いた）
■わじーは17歳の時にアブダクションされてから性格が180度変わってしまった。
■ノブさん（ドラム）は保健係だった。
■研ちゃん（ベース）はアンコール時詰め襟でひとりアングラ臭を放っていた。

ライブ後のヘドバン痛さえも思い出のひとつ。
また次のライブのために、生きてゆきます。
ごきげんよう。