引越しを前に、今までの部屋画像とともに住まいを振り返る。

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インフルエンザに罹っていました。
生まれて初めてだったので本当に「まさか自分が」というのが正直な感想です。
前兆はありました。
寒気がしたので「風邪のひきはじめかな~そういう時って熱々のお風呂にはいってガーっと悪いモノ出しちゃうといいんだよね~」と銭湯へ繰り出したのですが、出て入ってを繰り返しても一向に寒いのです。
熱めの浴槽を選んで入っているのに自分の体のまわりだけひんやり膜で防御されているかのように、まったくあたたまらない。
なんとも納得いかない心持ちで帰ってきて、翌朝起きたら38.6℃超えです。
平熱が35℃台、風邪をひいても熱を出さない自分としては異常事態です。
その日はとりあえず動けなかったので翌日、病院に行ったらインフルエンザという診断が下されました。
インフルエンザ、熱が下がってしまえばあとはひたすらおうちの中で静かに暮らすだけなんですよね。
Twitterばかり見ていたらあっという間に時間が過ぎていってしまい、貴重なお休みの日々も無為に終わろうとしています。

でも、そんな中でも引っ越しのための「捨て作業」を少しずつ始めたり、そういえばこれまでいろんな部屋に住んできたなあなんてことをぼんやり考えたりしたので今日は、今までの部屋画像とともに住まいを振り返るということをしてみようと思います。





【大学生時代】

「うっわ、汚ねえな!」

自分で見て草が生えました。
大学4年間、学生寮住まいでした。
この写真は後半2年間に住んでいた「ひとり部屋の寮」の方(6畳)です。
いわゆる便所ピンク色のカーテンは私の趣味ではなく、寮の付属品です。
右上に吊るしてある枯れた植物はけっして薬草の類などではなく、劇団公演時に大学時代好きだった他大学の先輩からいただいたひまわりの花束をドライフラワーにしたものです。
前半2年間は別の寮に入っていて、6畳か8畳か忘れましたがそこを3人で使用していました。
仏教系なので、起床点呼後にお仏間で朝のお参りあり、門限は22時でそれまでに入浴を済ませるのが日課です。
それでも特に不自由なく暮らしていたので我ながら環境適応力は高かったのかなと思います。
これを書くにあたり母校の学生寮についてググったら知恵袋的なサイトで寮生と思しき女子大生が、在寮生のルールをひとつひとつ挙げ連ね「大学の寮でこんなにひどいところってありますか?」と嘆いていているのを見てちょっと引きました。
今はそう思うかもしれないけどさ・・・案外社会に出たら早く帰宅したくなるものだし、電気だって水道だってガスだって好き放題使えるわけでもないし、ちょっと不便な節度ある生活というものは若いうちに経験しておくのも勉強なのですよ。


【卒業後3年間】
事情あって詳細は書けませんが(おそらく当時も今も、職場内でイレギュラー対応なので)、寮暮らしでした。



【2006.冬~2010.12】

「お姫様になりたかったの」

ふすまより手前が6畳の広さしかないのに天蓋付きベッドを置いちゃった~~~~~!
ふすまの向こうにキッチンスペースとユニットバス+トイレがあります。
京都に出てきてから実質上はじめてのひとり暮しとなった部屋なので、おもいっきり好きなモノを置きたかったんですね。
ベッドよりもさらに手前部分には真っ白な猫脚ドレッサーも置きました。
白ゴスを意識して棚の上に薔薇の花びらとか、髑髏の置き物なども配置しておりました。
大通りに面していて4階建ての2階角部屋。
ドラッグストア、コンビニ、病院、バス停も近所で利便性は抜群。
近所の疎水は桜の時期歩くととても気持ちが良かったです。
家賃47,000円。
狭いなりに好きだったこの部屋でしたが、ある時、大家さんから家賃を滞納しているといちゃもんらしきものをつけられたのがきっかけで居心地が悪くなったことと、この部屋に越してきたあたりからお付き合いしていた方と別れたこともあり、「やっぱり人間、狭い部屋にいると精神面で余裕がなくなる。もっと広い空間の中で暮らしたい」と北上を決意。
家賃の件はいちどタイマンで大家さんの帳簿と、私の通帳を付き合わせし、大家さんがいちどチェック漏れをしていたことを突き止め疑いは晴れました。

ちなみにこの写真はニコニコ動画にアップした動画のスクリーンショットです。
案外、部屋の写真て残していないものですね。



【2010.12~2013.9】

いま思えば、この部屋がいちばん快適だったかもしれません。
この後のシェアハウスも大好きだったし、来週から住むおうちも絶対好きになる場所なんですが、ここは何より空間が広かった。
部屋部分10畳で天井が高く空間に広がりがありました。
この他にキッチン+ユニットバスで、家賃59,000円です。
友人も気兼ねなく呼べるし、ソファやテーブルを部屋の奥に移動させたらある程度の広さが確保できたので、仕舞の練習をするのにかなり都合が良かったですね。フローリングだったし。
この部屋も白とフローリングの茶色、この2色が基調でしたね。


西日がきつかったですが、マンションの下は畑、すぐそばに池・・・というか心霊スポットで超有名な深泥池もあり自然はたくさん。
ここも近所に桜の木があって、春は気持ちのいい土地でした。
送り火はちょっと歩けば「妙」の字を真ん前に眺めることができました。
環境もいいし、大家さんが隣に住んでいたので電球が切れたけど天井が高いから替えられないと言えばすぐ助けに来てくれ、そういう意味でも恵まれていました。


気に入っていたので前の部屋からそのまま持ってきたドレッサー。


大きな家具としてはこれと、ソファベッド、タモ材のテーブル、本棚2連、ローチェスト。
テレビも健在でした。


なぜかこの写真だけ残っていました。
ふと、住環境を変えたくなりシェアハウスへの引越しを決意。
この頃には乗馬も始めていたので「もっと趣味にまわせるお金を作りたい」が第二の動機。
この時も思いつきで、7月に内見しに行ってその週のうちに決めて9月に引越しでした。
ローチェスト、テーブルの他の大型家具と家電を処分。
でも、いま見るとひとりとは言え、これだけのモノが残っていたのですね。



【2013.9~2014.12】
ここからシェアハウス生活開始です。
築80年の京町屋。
私の部屋は2階の和室。
個室は四畳半ですが、家一軒まるまる自分ちですよ。
この感覚が新鮮で、嬉しかったです。
だって、それまではどんなに広い部屋でも四角く切り取られた空間で生活していた、それだけなんですから。
おうちまるまる一軒あるって、気持ち的に違います。
夢はマイホーム・・・その気持ちがちょっとわかった気がします。
自分じゃ持てないし、そこまでは持たなくていいやと思うのでシェアハウスです。
家賃を下げて、だけど空間は広いのがいい。
その理想にぴったりの場所でした。
当時いっしょに住んでいたメンバーが良かったのは言うまでもなし。
ちなみに、家賃は前の部屋から段違いに下がったかというと・・・53,000円だったので差額6,000円。
金銭面では理想とちょっとズレがあって、最終的にそこをもうちょっと突き詰めたくて引越しを決意しました。
環境は良かったのにね。
ここは烏丸通りに近かったから祇園祭の時はまさにその中心だったのですね。
京都をおもいっきり感じられる土地でした(家賃はいわばその土地代ですよね)。

部屋については当時、ブログにまとめていました。
このおうちも台所スペースにいっぱいお友だち呼べたし、ほかの子も呼んでいたし、冬の寒い日はエアコンのあったかい空気がたまる2階の共有スペースにみんなで集まってゴロゴロ過ごしたり、賑やかで楽しかった。
ああもう、楽しかったしか書いていないねこのおうちのことは。
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【2014.12~現在の部屋】
趣味も満喫したい、海外旅行にも行きたい、ボーナスの他にも月々の生活費から資金を貯めたい、土地代が多分に含まれている現在の家賃をもっと下げたい、引っ越しだーと家賃メインで決めた今のシェアハウス。
ほどほど静かで、桜のきれいなお寺さんも近くにあるしよいところです。
基本25,000円で、そこに共益費と個室の電気代がついて冬場電気を使う季節でも28,000円台のおうちに引っ越しました。
2階建ての2階部分、角部屋。
現在、私の他に6名住んでいます。
回りが男性だらけでも、部屋が四畳半でも、湯舟なしでも平気だったのですが、ふと気づくとなんだかいつも気持ちがささくれ立っていました。
なんなんでしょうね、自分で選んだ場所なのに。
趣味を満喫しまくっているのに。
ふと、住人の皆さんを自分の父親と比べてしまってたのかなと思い当たりました。
私の家では、小さい頃から身の回りのことを注意してくれるのはほとんど父親の方でした。
シンクで洗い物をしたらそのあとは布巾で拭いておく、トイレから出るときにはスリッパの向きを揃える、お風呂から出るときには後の人のことを考えて髪の毛などをすくって捨てる、食事のあとはテーブルを拭くなどなど。
同じ男性なのに(しかも私よりもみんな年上なのに!)なんでみんなできないの? って。
え、これ、ファザコンですか?
ともかく一言かけたらいいんでしょうが、自分よりも年上の人にこんなこと言うのもいやそれ社会人として今更どうかなって勝手に諦めてしまって。
他人と共同生活を送るということよりも、男性と生活することに嫌気が差し始めてきていたところで、ずっと住みたかったアパートメントに空きが出たという情報が入ってきたので内見しに行ってその場で引っ越しを決めてきました。

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シャワー、トイレ、キッチンは共同ですが他の住人の方との距離感は今のおうちよりもある感じなので実質上、再びひとり暮らしに戻ります。
今はちょっと、ひとりになりたいのかもしれません。
市内から少し外れたところに移ります。
若隠居という言葉に憧れているんですが、今度のおうちは歴史を感じられるというか、おうちそのものが生きていそうな雰囲気なので、そんな暮らしを送れそうな予感がしています。