ウチのおとんはメール報告大好きです。
私が18歳で実家を出てからお盆とお正月くらいにしか（就職してからはほぼお正月だけしか）帰省しないので、実家との繋がりを絶やさないためのツールとして大活用してくれているわけです。
私が電話ではあまりしゃべらないから、というのも把握した上で。
並行して手紙や葉書きもよく届きます。
犬のようす、庭先に咲いた花のようす、畑仕事のこと、友人との海外旅行雑感、入院した祖母のこと。
定年より1年早い退職についてもまずはメールで連絡がきたように記憶しています。
そんなおとんから「受験勉強中です！」というメール。
今週末に東京に任期付きの専門職員の試験を受験しに行くと！
退職してからは海外旅行のほか好きなことをたくさんしてアグレッシブに第二の人生を…と考えていたのに、いざ仕事を辞めてみたら視力は落ちるわ記憶力も落ちるわ、今まで周りのお年寄りをボケ老人とバカにしていたのに自分自身にボケがきているという現実が突きつけられショックだったそう。
世の為人の為に自分が動けるのはあと数年しかない！旅行はその後でもできる！と思った矢先に今回の求人情報を見つけたらしいんですね。
今まで従事してきた専門分野とはだいぶ異なる上、高度かつ広範囲な学力試験をパスしなくてはならず、過去の合格率を調べたら10%以下だったらしい。
だがしかし人生何が起こるかわからないが門は叩かなければ開かないのだと、めちゃめちゃ前向きなメール。
朝型のおとんのことなので、きっと4時くらいからはもう起き出して机に向かっているんだろうなあとメールを読みながら想像しました。
我が親ながらやるな･･･！
自分も三十路、独女だから…取り立ててのスキルや実績がないから…書類選考すら通らなくなったから･･･と腐臭を撒き散らしている場合じゃないな、と先日同僚に教えてもらった転職エージェントサイトに登録だけ、してみたよ。
