ゆる言語学ラジオが選んだ言語学出版社フォーラムの本フェアで約1万4000円お買い上げ!購入書籍紹介、特典動画の感想など(。◑ヮ◑。)

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2023年7月1日(土)から7月31日(月)の1ヵ月間、紀伊國屋書店13店舗で開催されている「ゆる言語学ラジオが選んだ言語学出版社フォーラムの本フェア」に行ってきました!

(7月28日、一部店舗で開催期間延長が決定)

この記事に辿り着いた方は、ゆる言語学ラジオやフェアについて、おおまかにでもご存知かと思いますので、フェア概要だけリンクしておきますね。

下記リンクではフェアで販売されている書籍のほか、「ゆる言語学ラジオ」の簡単な紹介やオススメ回も知ることができます。

store.kinokuniya.co.jp

私が足を運んだフェス会場は新宿本店

現在、京都住みの身ですが、ちょうど実家(茨城県)に帰省する用事があったので、帰省途中、新宿本店に立ち寄りました。

紀伊国屋書店新宿本店は開店を待つ人々がたくさんでした。

紀伊国屋書店新宿本店は開店を待つ人々がたくさんでした。
あれ?ここ前にも来たことある?! 小劇場演劇、よく観に行ってたな~~~熱海殺人事件、今でも上演されてるんだ!

つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』。実際に観劇したのか、戯曲を読みまくったのか、記憶がおぼろげだけどとにかく記憶に残っている作品。

2023年の今年、つかこうへいの代表作「熱海殺人事件」は誕生から50周年を迎える。実際に観劇したのか、戯曲を読みまくったのか、記憶がおぼろげだけどとにかく記憶に残っている作品。
何階にフェス会場があるのか前情報を仕入れずに行ってしまったものの、人文系書籍なら3階で間違いないだろうと、3階へ直行。

紀伊国屋書店新宿本店では3階にフェス会場があります。

ありました!ゆる言語学フェス会場!
YouTube動画もエンドレス再生中!

横手に回った棚にも言語学関連書籍コーナーがありました。

横手に回った棚にも言語学関連書籍コーナーがありました。


購入した書籍紹介

フェスで購入した書籍、約14000円のレシートです

フェスで購入した書籍、約14000円のレシートです

購入書籍のうち、『今さら聞けない投資の超基本』と『ことばの白地図を歩く』はフェス対象外の書籍なので、フェス対象書籍としては約14,000円をお買い上げ。

ゆる言語学ラジオの紀伊國屋書店コラボ動画で「手に取った本を何を最初に見る?」という話題も出ていましたので、購入した書籍を「買おう!」と思ったポイントを述べていきたいと思います。まだ本文を読んでいないのでざっくり紹介です。

言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼

ゆる言語学ラジオリスナーであるのに、実はまだ購入できていなかったのです。 ゆる言語学徒(リスナー)としての基本ということで購入。

YouTubeが母体の書籍ということで横書き。ブログ感覚で読めるのがゆるくて良い。 堀元さん、水野さんの似顔絵もいい感じに似ていて、本文が脳内再生される~。YouTubeの延長として、ライトに読み進められちゃう。

実は本書を読む前にゆる学徒カフェで収録された、言語沼オーディオブック化回を聴いてしまっていますが、あちらは【ちゃんと読むとは言ってない】内容だったので新鮮な気持ちで読んでいけます。

わくわく!納得!手話トーク

ゆる言語学ラジオでも、やさしい日本語ツーリズム研究会代表・吉開章さんのPR案件 『手話に対する間違ったイメージを一新する【手話1】』と 『宇宙人は手話で会話をしているかもしれない【手話2】』がアップされました。

実は、私自身、日本語教育能力検定試験 合格後に自身の勉強の一貫として、吉開さんのやさしい日本語講座を受講していたため、やさしい日本語としての手話についても少しだけ触れていました。 そんな経緯もあり、フェスで手話に関連した書籍を見つけ、購入するに至りました。

吉開さんの著書は新書ということもあり、ちょっと難しく感じる部分もありました。

一方、本書は、「手話って世界共通ではないし、日本人が使う手話でも日本語とは違うんです」という意外と知らない基本知識、手話のしくみ・表現方法、ろう者コミュニティについてマンガも交えて、ライトな感覚でざっくり知識を得られる感が◎。

本書は言語発達と手話研究を専門とする研究者が書いていますが、マンガを担当した方はろう者が家族にいる方です。

また、マンガのメインキャラ「ロン君」は龍の姿をしています。
「聾」という漢字の一部に「龍」が入っているからです。
こういうところも、いいなと思ったポイントでした。

読み解き!方言キャラ

表紙には、方言キャラの代名詞(?)坂本龍馬です! 似顔絵のパーツが日本地図になってる!

なるほど、方言といえばやっぱり龍馬の「~ぜよ!」のイメージが強いかもしれません。(かっこい坂本龍馬像を決定づけたのは司馬遼太郎の功績らしいですね←曖昧知識)。 人によっては『水曜どうでしょう』の大泉洋が方言キャラの代名詞となっているかもしれませんけど。

私自身は日本史(幕末)にハマっていた時期があったので推し藩の方言はやっぱり好きだし、推し藩でなくてもよく見聞きするのでなんとなく目や耳に馴染みがあります。

本書はオリンピックの「そだねー」方言萌えブームから始まり、方言ヒーローとして幕末の人物を取り上げ、意外にも宝塚版『幕末太陽傳』にも言及され(ヅカ版太陽傳はいいぞ…)、ラップやアイドル曲、IKZO祭りや方言コスプレ、大河ドラマや朝ドラキャラ、テニミュの沖縄方言キャラ、『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』など方言萌えマンガまで、幅広くキャッチーに言及されているのがおもしろい。

巻末には明治以降の世相と 方言コンテンツ・方言キャラが登場した年を一覧できる年表もあり。

実生活とは切り離された「方言」が持つ力ってなんなんだろう?という興味から購入しました。

[例解]現代レトリック辞典

税抜き8,000円でーす!

レトリックー文章表現の効果を高めるための技法、巧みな言い回しーの技法を一望する事典です。

ぱらぱらとめくっただけでも、充実した分量の例文と解説・考察、写真や図解のみならず、アニメのワンカットやマンガのひとコマまで掲載されていて、堅苦しさよりも熱量を感じます。 長くなりますが、編者のことばを「はじめに」から引用します。

本書は、引く事典であると同時に読むーそして表現するためのー事典として、平板化した日本語をもう一度掘りかえし、活性化された酸素と養分を地中の奥深くにまで届けて、強靭で豊かなことばの土壌を再生させることを視野にいれています。

それでもレトリックはいまなお、ちょっと洒落たことばの言い回し、というのが大方の見方ではないでしょうか。そうではありません。レトリックの一見したところ煩瑣(はんさ)にみえる型は、じつは人間の認識と行動のパタンと深いところでつながっています。

というのも私たちは、つねに論理・理性の命ずるところにしたがって生きてきたのではないのですから、通常からの逸脱のように思えるレトリックは、むしろ思考と表現の可能性を押し広げるものです。慣習の束縛から私たちを解き放ち、自由の翼をあたえてくれる鍵です。創造のチャンスは私たちの手のなかにあります。

実は、私自身、映像翻訳に興味があってこれまで趣味で海外動画に字幕をつけてみたりもしていて、今後は翻訳スクールに通学予定だったりします。

で、映像翻訳って、外国語を日本語に訳すことももちろん大事なのですが、それを制限のある文字数の中で、状況や心情を ぱっと見でイメージしやすい言葉で提供できるのがベストなんですよね。 そうなってくると最終、問われるのは訳者の日本語力になるわけです。

将来的にも役に立ちそうな事典だと思い購入したのでした。



本を選ぶ時のポイント

以上が今回の、私にとっての「内容的な」購入ポイントでした。

そのほか、本を購入する際のポイントとしては、1に装丁やタイトル、2にもくじですかね。

ぱっと見で目を引く表紙・背表紙や帯にひかれて本を手に取ることが多いです。(今回購入した中では黄色い表紙の本が2冊。黄色が好きということもありますし、単純に黄色に黒(紺)文字=目につきやすかったのかな)

そして、もくじをざっと見て、どんな流れで展開するのかとか、おおよその内容を想像します。

その後で、本文をちらっと流し読んで文体が自分にマッチするかを見る。

資料とか、勉強のために買う本以外はこんな感じで選んでるかも。


特典映像の感想

フェア期間中、対象の商品を店頭で購入すると、未公開特典動画を視聴できるQRコードを印字したレシートが発行されます。 これのためにフェアに行ったとも言えます。


ゆる言語学ラジオ

このロゴだけでレシートがかわいくなる!

ゆる言語学ラジオ、初ファンアート

ファンアート(?)作ってみた笑

実際に視聴してみた感想は……

もっとガリガリにイキり散らかした内容を聞けるのかと思っていたので、正直、ちょっと拍子抜けしちゃった……んですが(でも最後の最後で衝撃の裏情報?が暴露されるのがMr. 水野仕様)、二度三度と繰り返し聞くたびに「あ~わかるわ~」「あ~私もそれやりたいわ~」という共感度の増す、スルメ動画でした。

はい、ダウンロード、ダウンロード。

読書メモ、再開したいな~。 私も以前は読書メモ作るのがんばってたんですがけっこう早くに挫折した過去あり。 「この部分が面白いと思いましたマル」みたいなライトなメモ、どんどんしていきたい。

以前の読書メモ(SNSアップを目的としちゃイカンね。疲れてすぐ辞めちゃう)


GoodNotesを利用して書いた読書メモ(殺人者の記憶法)

以前、がんばって作っていた読書メモ。GoodNotesで作成していました。

トイレで読書もしたいな~(現在住んでいるアパートが共同トイレのため不可能)。

トイレだけじゃなくお風呂読書もしたい(現在住んでいるアパートが共同シャワーのため不可能)。

今年の目標、引っ越し。


行ってよかった紀伊国屋

予算オーバー気味に本を購入しましたし、久々のリアル書店の雰囲気も楽しみ、お買い物後には地下階で立喰い寿司を堪能。

帰り道には限定動画を視聴してニコニコ。

普段の本購入は専らネット通販利用ですが、たまにはわざわざ出かけてみるのもイベント感があって、特別な半日を過ごせました。

フェスを企画してくれてありがとうございました!


立喰い寿司 鮨處八千代 新宿三丁目店は紀伊國屋ビルディングB1F

立喰い寿司 鮨處八千代さんは紀伊國屋ビルディングB1Fに入っています


こちらが紀伊國屋書店コラボ動画。

閉店後の紀伊國屋書店を歩き回る。衝撃のラストを見逃すな。