雨宮まみ『40歳がくる!』が書籍化されていた

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役所広司の最新出演作『PERFECT DAYS』を観ようと、正月早々から市内に出かけた。
上映まで少し時間があったので、映画館近くの書店内をふらふらしていたら目に飛び込んできた雨宮まみという名前。

『40歳がくる!』

もうずっと前に読んでいたWeb連載のタイトルじゃないか。
どうして、いま、雨宮さんの書籍が書店で平積みに?
私が直近で雨宮さんの本を読んだのは、もう6年くらい前のことだ。
shiba-fu.hatenablog.com



一体いつ刊行されたのだ、と奥付を見ると2023年11月30日だと。
なんとなんと、つい最近ではないか!と、文字通り 目を見開いてしまった。
次の瞬間には手に取ってレジに向かっていた。

著作権者様から「時間がたってしまっても、できるだけ多くの人に雨宮まみの作品を知ってほしい」
というご希望をいただき、未完だった弊社のWeb連載「40歳がくる!」を
書籍化させていただくことになりました。

時がたち、多様な生き方が受け入れられているように見える現代においてもなお、
雨宮さんの感じていた女性と年齢に対する苦しみは私たちのものです。
『40歳がくる!』特設サイトより


深紅の書籍カバー、素敵だ。
雨宮まみ著『40歳がくる!』深紅のカバーが映える


カバーをとっても素敵。
雨宮まみ著『40歳がくる!』書籍カバーをとっても素敵な装丁



帰宅してから、まずは未発表原稿『だんだん狂っていく』から読み始める。
そして、書籍後半の特別寄稿、雨宮さんがデビュー前にZINEに発表したエッセイを。


雨宮さんの文章を読んでいた頃と まったく同じ自分ではないけれど、それでも、読んでいてわけもなく胸が詰まって 涙が零れてくるのを止められなかった。
いまの私は 40代に入って3年と7カ月。
いまだに「女子」を「こじらせて」もいるようでもあるし、恋愛や結婚よりも老後や親の介護の話題の方が断然 興味があるし、30代だった頃と比べるとチャレンジ精神は大幅減退しているにも関わらず、いつだって不安定だ。
だから、また、雨宮さんの文章を読み返す機会ができて ほんとうに ありがたくて嬉しい。



お正月休暇中に、Web連載で発表されていた分も読み返そう。




ついでに。
『自撮り、どうする!?』を読んで、43歳の自分の顔を残しておきたくなったのでアップしておく。
今年は風景や食べ物ばかりでなく “いまの自分”も残していこう。
「自分の人生は自分が主役である」