2015年壽初春大歌舞伎 猿之助始めは「黒塚」。

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3日夜の部、歌舞伎座が新しくなってから初めて観劇に行ってきました。
夜の部の演目は

番町皿屋敷
女暫
黒塚

番町皿屋敷は岡本綺堂作の新歌舞伎。
大正時代に作られた歌舞伎です。
台詞をきかせるお芝居なので、茨城から電車で劇場に向かった身には聞きどころいっぱいの台詞も子守歌に。
とはいえ、中村吉右衛門さんはかっこよかったです(もちろん染五郎さんも)。

女暫にはおもだか一門の皆さん、團子ちゃんに加えて七之助くん、そして玉三郎様!
生玉様何年ぶりだろう!新之助(!)との海神別荘以来かも?!
玉様が「女だてらに大力」の巴御前。
武勇を披露した後に「恥ずかしい~」と揚げ幕内に走っていく玉様がかわいらしい華やかな舞台でした。

黒塚は圧巻。
襲名後初めての歌舞伎座出演で、おもだか屋を代表するこの演目を選んでくれてありがとうございます!と心から思いました。
見せどころでは拍手喝采。
身体の動く、今、この時分の花を存分に堪能させる踊りはさすが猿之助。
ひねくれ者の私は、ここで「身体がきかなくなった老いの時分になったらさらに面白味が増す踊りなんだろうなあ」とも思ってしまいました。
何せ主役は老婆。
その老体から迸る念、というのは年を経ればこそのもの。
これからずっと猿之助と共に、この黒塚という踊りを追っていけるこの身のありがたさを感じた舞台でした。
(老いの時分・・・とは言え、私が見た50代の頃の猿翁さんの踊りもまだまだキレッキレだったし、おもだか屋の身体能力は計り知れないものもありますが)

今年もまた1年、猿之助していきます♡

記事を書いているのはこんな人です。
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