先日も少し紹介した近澤優くんの個展「鼓動」を観てきました。
いつもアート系の記事は京都で遊ぼうサイトでレポートとして掲載していただいているのですが、今回は掲載されるまでの時間が惜しい!
ということでこちらで記事をアップします。
近澤くんの作品との最初の出会いは去年の7月。
―おうちの2階で。
共有スペースに飾られていたのが「金色」という作品です。
金色の光の中をのしのしと歩む象。
こちらに向かってくる大きな存在の息遣い。
勢いを感じました。
乾いた、熱い風がぶわあっと吹き抜けていく感じ。
今年に入ってからおうちでともき、めいちゃん、そして近澤くんと一緒にご飯を食べたときに「自分が絵に向かい合っている中で気持ちはどんどん動いていくから、いま描いている絵を自分自身で嫌いにならないうちに一気に描いていく」というような内容の話を聞きました。
勢いの源はそこにもあったのか、と納得。
近澤くんの作品には彼の描きたいという衝動と、その衝動が移ろわないうちに閉じこめる作業に対する勢いが詰め込まれているんだ―。
個展会場のGallery nearはカフェが併設されています。
作品を眺めながらごはんを食べられますよー。
贅沢!
今回展示の作品の中でいいなぁと感じたのはらくだの絵。
「らくだの涙」という映画で、らくだも涙を流すということを知ったので、このらくだも乾いた風の中で涙を流すことがあるのだろうかということをぼんやり考えながらエビとアボカド丼を食べました。
(某芸術大学教授の受け売りではありますが)アートと共に暮らす楽しみっていうのは、こんな風に食べたり眠ったりする生活の場にアート作品が溶け込んで、鑑賞するというよりも一緒に過ごすことなんだろうなって思います。
ボーナス一括払いでなくとも、分割払いならまだ手が出る範囲。
アート作品って「今はこの値段でも数年後には何十倍もの値段がついている」っていう現象がザラにあるということなので、気に入った作品は手の届くうちに手元に留めておこうっていう思い切りも必要なのか。
うわーん、ちょっと考えちゃう!
そんなことまで考えてしまった近澤くんの個展「鼓動」は明日(3月26日)17時までです。
皆さま、ぜひ♡