ありがとうみなみ会館、再会の日を待ってます!

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昨年末の衝撃的なニュースから早3ヶ月。


もう3月も終わろうとしているこの時になって行ってきました、京都みなみ会館。
京都でもやってるんだね爆音上映会。

http://kyoto-minamikaikan.jp/archives/36691より)


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この記事、わかりやすい上に「えっ、ただ音がデカいだけが爆音じゃない?! めっちゃすごい効果やん!!」て思いますよ?
そら、シンゴジやマッドマックスを爆音で観たくなるわ。
この記事中で「爆音映画祭」を総合プロデュースした方が『クンドゥン』を爆音上映したと紹介されてたんですが、もうそのセンス、選択に声を大にして「最高」って言いたいです。
チベットの楽器の音や読経の声、自然から発せられる音をビリビリ感じながら大画面で観れた人がうらやましい!

↓ちなみに3年前の記事ですが、『クンドゥン』のほんのさわりだけ紹介した記事↓
mongolia.hatenablog.com


さて、話題を戻しまして私はその爆音上映会で何を観てきたかと言うと。
小学生くらいの頃、TV放映されていたのを観て「なんかわからんけど怖い!」という印象のみが残っていた『AKIRA』です。
DVDや動画配信で観れるだろ、って?
映画は、そもそも映画館で観るのが本来の楽しみ方なんだよ~。
そういうサイズで作られてるんだしね。


しかも、アナログ。
画面になんかチリチリしたのが飛んでるのも味があってじんわりきました。
上映前にあったお話では「来年はAKIRA年。舞台となっている2019年がいよいよ現実にやってくる」「2019年にはデジタル化したものを上映することを目論んでいる」とありました。
私はまともにAKIRAを観るのは今回が初めてだったけどこれは往年のAKIRAファンにとってはたまらない事ですよね。
これは去年改装中の渋谷パルコ前で見かけたおっきいイラストを記念に撮っておいたやつ。
https://www.instagram.com/p/BVMByUvjc7j/
monkey.4 on Instagram
「もうすぐAKIRAが来るで!」みたいな雰囲気ありましたもんね。
あと2019年に設定されてる作品中で「もうすぐオリンピック」とか言ってるのすごいよね!

AKIRA、観たとこあります?
冒頭の、金田たちが春木屋から出て行ってからの暴走シーン。
バックにずっと音楽が流れているんですが、それが爆音でドゥンドゥンしてるんですよ。
バイクのタイヤがキュルルルルル~とかいうのももちろん爆音。
ネオ東京の風景とバイクと少年たち。
そして音楽。
アガらないハズがない。
爆音最高ー!
ここを体感できただけで爆音上映会来て良かったって、本気で満足してました。
本当にここの音楽がすごくいい。
ねぶた祭りがミックスされているのがめっちゃ好き。
青森のねぶたの他にはグレゴリア聖歌、ケチャ、バリのガムラン、お経などなど...世界中の民族音楽が交じり合ってるそうです。

今更観たの? って思われちゃうかもしれないけど“映画館で”AKIRAを知れて良かった。
そんな機会を作ってくれたみなみ会館さん、ありがとうございました!
金田くん…好きだ。




思い起こせば、大学入学を機に京都に出てきて観たい映画がたまたま上映していたから知ったみなみ会館。
初めて来た時には「本当にここで場所合ってんのかな? どこから入るの?」ってすごくびっくりしたと同時に、そんな突拍子もない佇まいがあっという間に好きになりました。

ここ、1階がパチンコ屋だったんですよ。
映画館は2階部分。
2018年3月24日撮影

アニメに時代劇にB級作品に短編作品・・・「やっぱりこれはみなみでしか上映しないよね~」という映画をたくさん上映してくれる秘密基地的なポジションなのがほんとに良かった。
先輩と一時期夢中になった市川雷蔵作品がたくさん上映されていてときめいた大学時代。
学生寮へ外泊届を出して観に行ったオールナイトイベント。
今敏監督の『千年女優』は映画館の雰囲気と作品がマッチしていたから特に印象に残ってる。
周りが男性客だらけだったけど高揚しながら観た井口昇監督作品。(特に『ゾンビアス』を映画館で観れてよかった!)
2013年に電撃引退したものの2014年に復帰した坂口拓監督作品も上映があって嬉しかったよねー(『極道兵器』)。
嶋田久作さんが来るから張り切って行った怪奇ナイト。
shiba-fu.hatenablog.com

推しバンドthe coopeezのワンマンライブ「the coopeez 完全着席型ワンマンライブ『キネマBANPAKU』」も居心地の良い空間だった。
natalie.mu


みなみ会館の、あの全身すっぽり預けられる赤い椅子の座り心地がいいんだ。
あとは、フライヤー置き場で得られる情報も楽しみのひとつだったり、春は映画の後に東寺でお花見したり。
ここに映画を観に行くこと自体が私の中でイベントだったな。

京都の中で好きな場所がまたひとつ無くなる。
さみしいことではあるけれど「みなみ会館」は年内営業再開調整中ということで、新しい場所ができる。



これまでのみなみ会館に、ありがとう。
最後のみなみの光景が満席(補助席追加)だったの嬉しかった!
リニューアルするみなみ会館、待ってるよ!


www.cinepre.biz