市川猿之助奮闘連続公演で私も「ひとり五十三驛」してきました!

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数年間に渡った襲名披露公演を終えてからのー本公演。
新橋演舞場での昼の部・『金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)』と夜の部・『独道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』を昼夜通しで観てきました!

http://www.ennosuke.info/stage/2014/10/post-28.html

1ヶ月興行での観劇日を決めるのは毎回迷うところで、京都公演であれば初日に昼夜どちらか、楽日に同じくどちらかなんてこともするのですが今回は東京ということで交通費もかかるしどこか1日で昼夜いっきに観なくては・・・楽日の27日は月曜日。
チケットを申し込んだ当初は終演後もゆっくり余韻に浸って一泊してしてから新幹線で帰りたいと思っていたので、楽日いっこ手前の10月25日(土曜日)を申し込み。
結局、その後の予算の都合上ホテル代がしんどいということになり1週間前に帰りも夜行バスという旅程に変更して、金曜日の夜に京都を夜行バスで出て、土曜日の夜も夜行バスで帰京という弾丸観劇ツアーになってしまいました。
『独道中五十三驛』という演目は京都の三条大橋を出発して、江戸の日本橋であがりという趣向。
図らずも五十三驛にちなんだ観劇ツアー(しかも往復)に相成り候。

(この文章は夜行バス待合い時間中に書いていることもあり、以下簡単に今日の感想です。)

■襲名披露公演以来の演舞場。お懐かしゅうござりました。

■昼の部、いちばん最初の演目は『俊寛』。有名な演目なのに実は今回が初見。夜行バスの疲れもあり、途中うっかり船を漕ぎ気づいたら瀬尾と俊寛が斬り合ってました(汗

■でも、右近アニキは素敵でした!話がいいし、絵になる。

■・・・笑也さんの千鳥・・・正直なところ、いまいちしっくりこなかった。夜の部のお役の方がハマっていた。

■『猿島郡』、うーんうーんうーん・・・興行終盤戦ということで演者側にもお疲れが? いや、客席のノリがいまいちだった。双方の間にかなり距離を感じてしまい楽しみにしていた演目だっただけに(自分が)ノリきれずちょっと残念だった。

■しかし、四代目の芝居は面白かった。清姫の豹変っぷりなんか特に。Sな四代目・・・好き♡

■昼の部でも夜の部でもおんなじ役者さん同士で(四代目と米吉さん)「私の男を取った!取られた!」してるのが面白かった。

夜の部『五十三驛』は、客席からの拍手の量が昼の部と段違いに多く聞こえた。見せ場でもすぐに拍手が入るし気分も盛り上がる~。役者さんのテンションも明らかに違う!

■私にとって猿之助歌舞伎との「出会い」の演目。それだけに四代目で再会できることが本当に楽しみでした。三代目のスピリットを四代目の肉体で再現―うまいキャッチフレーズです。

■ひとり18役、次から次へと早替わり、歌舞伎ビギナーでも「見て」「感覚で」楽しめる話。

■弥次さん喜多さんの猿弥ちゃんこたろうちゃんも、台詞で大いに遊んでいる!楽しい!大好き!

■馬之助が重の井姫に迫るとこ、三代目ならなんというかもっと(いい意味で)いやらしい感じになったんじゃないかなーと想像。いや、一度は三代目のみてるんだけど何せ昔のこと故。そうよ、四代目って「キレイ」なのよ。いや、そこが好きなんだけど!

■私が三代目で観たのは平成8年の七月歌舞伎で。三代目としては最後の『五十三驛』だったんですね。パンフレットでお写真を見てとても懐かしかった。18役のうち、なぜかいちばん印象に残っているのはお六。当時ずんぐり体型になっていた三代目でしたが、このお六が登場した瞬間「あのきれいな女方の人は一体誰? え、え、あれも猿之助?」とものすごく驚いた記憶が残っています。今日見たらお六の前にもきれいな役どころに早替わりもしてるのに(笑

■化け猫宙乗りシーンの照明がキャッツ・アイぽくて良かったです!(たぶん四代目はブロードウェイとかもっとオシャなやつをイメージしてると思うんですが)

■いやー、しかしもうあれね、全編通して猿之助、ぜったい2、3人いたよね。

■四代目の過剰なるサービス精神によりアクアマリン演出が非常に羨ましいことになっていました。宙乗りよりも猿之助さんを近く感じられるなんて・・・!私、昼の部は3列目だったのに夜の部は11列目だったのでその恩恵にあやかれなかった(悔

■同じく、本水の中での大立ち回りも客席に向かって水をかけてくれてて・・・!! 亀水ならぬ猿水健在! 私もビニールシートかぶってきゃっきゃ言いたかった! ひたすら羨ましいひと時でした。

■大詰めがなんといっても楽しかった。踊り、所作!

■こういう仕掛けがたくさんの芝居って役者さん同士だけでなく、裏方さんとの連携が命なんでしょうけど、本当に「ファミリー感」のある舞台だと思いました。

■とにもかくにも、五十三驛は「これぞ猿之助!」がめいっぱい詰まった芝居で胸いっぱい。大好きなお芝居!

■一幕目でのお馬さんが見得きって花道駆けてったのにブヒ萌え(*°∀°)=3

■初・男女蔵さん観劇でした♡

■フォロワーさんがツイートしていて「私も絶対食べてくる!」と決めていた信玄餅クレープ。クレープ生地に生クリームと冷えた信玄餅、黒蜜が包まれていて信玄餅好きには良い一品。320円、高いと感じるか妥当と感じるか・・・。

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■おもだかグッズではないけれど、ずっと欲しかった市川染五郎丈監修・歌舞伎フェイスマスクも売り切れる前にゲットできました!(買う人はごっそりまとめ買いされていたのですぐ売り切れたもよう)
最近の役者さんは商売上手である!(しかも「欲しくなる」グッズ多し!)

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解説もキュート。

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実際にパックしてみるとこんな感じ(・∀・)
そもそもこれは~桓武天皇九代の後胤~の平知盛♡
美容液はしたたるほどたっぷり。
剥がした後・翌朝もむっちり感持続しまくりでした。
さっぱりタイプが好きな方はもしかしたら少し重いと感じるかも?
暫の方はまた違うのだろうか・・・。
友だちへのお土産にもっと買ってくればよかった!


■最近ずっと気分が落ち込んでいたけれど、考える暇のない息つく暇のない『五十三驛』で気分も持ち直したように感じます! 寝室は眠ることによって活力を得られる場所だが、劇場は眠ることなくして活力を得られる場所である―とは三代目の芸話の中でよく言われていたことですが本当にその通りだと思います。


2014年の観劇はこれが見納めとなりますが、また来週、夏に録画してもらった番組鑑賞会で再び猿分(えんぶん)補給をする予定♡

2014年四代目観劇日記まとめ

上記の他、2月3日(月)の春秋座特別舞踊公演にも行っていましたがブログ記事には残していませんでした(・ω・`)


記事を書いているのはこんな人です。
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