土曜日は前もって取ってしまっていた夜行バスチケットにより東京に到着(こちらの日記参照)。
そこからスーパーひたちで茨城へ行った後に再びフレッシュひたちで東京へ戻り、急遽入った用事のために東京泊。
サンルートホテル新橋のレディースルームでだらだらテレビを見る幸福感よ・・・!!
ここに泊まる時には数軒先の揚州商人に食べに行くのがデフォになってきています。
ひとりでも平気~。
昨日は(ほんとは雲丹冷麺とすごく迷ったけど!)黒酢ラーメンと小籠包3種盛り。
移動で疲れた後の生ビールが沁みました。
そして、本日(6日)朝イチでの予定の後は「せっかく東京に出てきたんだし!」
新・歌舞伎座で半日過ごしました。
新しくなってからもう1年が経ったんですね。
歌舞伎はもっぱら四代目を追っているせいで、今日まで足を運んだことがりませんでした。
しかも、下半期も四代目は巡業、明治座、新橋演舞場、春秋座と歌舞伎座出演がありません(寂)次に歌舞伎座に来るのはちょっと先になりそうです。
お芝居は当日券(一幕見席)で右近さん・笑三郎さん出演の『正札附根元草摺』を。
新しい歌舞伎座、幕見席までエレベーターでいっきに上げてくれました!
以前は急な階段を4階までえっちらおっちら上っていったものです。
ご年輩の方には特に嬉しい改善点。
(帰りは階段だったけど)
先月の巡業公演を最後の最後で休演された右近さんへの掛け声が、声援のように聞こえてちょっとジンときました。
その後、歌舞伎座ビル5階のギャラリーで開催されていた企画展示『歌舞伎は旅する大使館』で約1時間。
イヤホンガイドを聴きながらガイドさんと展示を見て回り、最後に4階・幕見席の裏側の部屋から約3分間お芝居をチラ見して終了のツアーです。
『夏祭浪花鑑』で、ちょうど海老蔵さんが出ている場面でした。
残念ながら中車さんは見れず。
『夏祭』は朝イチで幕見席完売だったそうです。
歌舞伎座5階から4階へは五右衛門階段で降りていきます。
歌舞伎座の屋根を上から見ることなんてそうそうないので、嬉しいものでした。
最後に地下2階のおみやげ売場をウロウロ。
染五郎さん監修の歌舞伎マスクが完売で残念。
ふと、耳に入ってきたお守り作りの口上がとっても歯切れ良く耳に心地よくてうっかり自分用にと、いつもの女子会メンバーにと合計みっつも買ってしまいました。
ひねもすさんの開運の小槌。
赤い根付は「女性のお願い事を叶えてくれるスーパーパワフルな」お守りらしい。
やっぱりね、お芝居を観に行く日ってどこかしら浮かれてお祭り気分。
財布の紐も緩んじゃうのです。
お江戸の女子衆だってきっとこんなものだったでしょう。
ほんとはもうちょっと廊下やロビーなんかがどう変わったのかも見てみたかったのですが、ゆっくりと館内を見るのはまた四代目のお芝居を観に来たときのお楽しみにとっておくことにして、次なるお目当て地は上野・国立東京博物館の『台北 國立故宮博物院』展。
企画展自体は8月まで開催されているのですが、目玉展示の『翠玉白菜』の展示が明日まで!
たぶん、台湾旅行に行った際に見ているはずなのですが日本に来ているならば、そして自分も上京しているのならば見に行きたいのが人情?!
かくして、博物館到着。
白菜待ち時間約120分・・・!!
行列の途中、熱中症対策のための吸水地点も設置されていました。
そして、いくら行儀正しい日本人といえどもイラチな方はいらっしゃいます。
突然、背後から聞こえてくるオバハンおば様の声。
「ちょっと、列に割り込むのはやめてくれませんか?」
体感温度が数度下がる声色。
いきなり食いつかれたおばちゃん集団は「アタシたちも前の男性がトイレに行くからって順番変わったりしてるのよ~ほんとはもっともっと前にいたんだから別にズルしてるわけじゃないんです」
「でも、元いたところから相当前に来てますよね?」
とおば様が言い返すものだから、身幅だけでなく懐も広いおばちゃん集団はしれっと「じゃあお先どうぞ~」。
その後、誘導係さんから「空いている所はつめていってください」とアナウンスされると「あそこ空いてるわね。あら!でも、前に行ったらまた怒られちゃうから!(笑)」と抜かりなくブッ込んでくる・・・強いのは大阪のおばちゃんだけじゃないんだね!
メインの翠玉白菜は透き通る美しさでした。
お后様の嫁入り宝具がなぜに白菜なのだかよくわかりませんでしたが、すべて翡翠。
真っ白い根本の部分をつるんと口に含んだらきっとうっとりするような舌触りなんだろうなぁと妙な妄想がかきたてられます。
常設展・須恵器展示では犬の埴輪に萌え・・・っ!
くるんとまるまった尻尾の下に、ぽっこり小さなお尻の穴。
弥生時代にもイヌ尻萌えってあったのかしら。
昨日、今日とで1府1都1県移動したので今夜は早くに寝たいと思います。
オヤスミナサイ、明日はオハヨウ。
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