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舞台版『無限の住人』感想

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先日こんなことを書き連ねて楽しみにしていた劇団ヘロヘロQカムパニーさんの舞台版『無限の住人』を観てまいりました。
shiba-fu.hatenablog.com


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ざっくり言ってしまうと「期待通りでした」。
コミックス13巻までのところを展開。
前回書いたことは私が期待している通りのことが舞台上で起こっていたし、パンフレットを読んで「そこまでやってくれていたんですね!」と原作ファンとして嬉しいこともたくさんでした。
座長で主演の関智一さんのむげにん愛と執念あってこそですが、それに乗っかる役者さんたちが結集していたというのが大きいです。
パンフレットにも記載されていましたが、舞台化ということで是非出演させて欲しいとたくさんの声がかかり、またそういう方はむげにんが大好きすぎるから稽古場でも最初から現実にはありえないエモノ(武器)を自在に扱えたそうで、好きこそ物の上手なれすぎるだろうと読んでいてにやにやしました。
それでは、今回、私の中で「よかったよねーココ、本当によかったよねー」と感じたところを思い出し順にだらだら綴っていきますね。
ネタバレしても文字で読むのと実際観るのは別ものなので気にせず書きます。


・作品中グロテスクな表現があるので気分が悪くなった方はお申し付けくださいというアナウンスが入っていた。丁寧。原作及び沙村先生ファンはいいにしても劇団ファンの方だとぎゃっと感じてしまう箇所は確かにありますもんね。

・チケット一般発売日にまずはローソンチケットにログインしたのだけれど、なかなか繋がらなかったのでスペースゼロサイトから取ったら「前から5列目のど真ん中」。スペースゼロには行ったことがなかったのでその距離感がいまいち想像できず。行ってみてびっくり。めっちゃ舞台が近いのだけれどかぶりつきよりも距離はあるので近さを感じつつも全体が観れる場所でテンションぶち上がりました。重要シーンでのライトが自分にも当たる位置だったので少し恥ずかしかったです。カーテンコールでは関さんがまるで私に向かってお話してくれているかのような錯覚を起こしてしまう良席でした。

・「卍さんの武器がどんどこ出てくるシーン」はほんとに下からザザッと出てきてちょっと笑ってしまった。でも、やりたいことはわかりました。そうなりますよね。

・卍さんの汚さがちゃんと染み付いていて、もう本当によかった。声はそのまんま卍さんなのは当たり前として、体格もしっかり卍さんに見える。というか、今回は「完全再現」をうたった公演。衣裳やメイク、小道具にそのこだわりを感じられた。その中でも特に衣装である。漫画で表現されているあのシルエット感を出したくてトライアンドエラーを繰り返したのだという。さらに卍さんの場合は背中の「卍」の文字、通常の染めではできないあの着物。使いまわすという考えそっちのけでこの公演のためだけに作っちゃうこだわり。公演観に来たの初めてだけど座長、大好き。

・衣装でいうと、卍さんの次に燃えたのが百琳姉さんの衣装。本来ならば着れば寸胴になるはずなのが着物です。ウエストラインをしっかり出しつつ、さらにスリットの入ったミニスカ風のあの着物。片脚ニーハイ。ヒール下駄。百姉役の那珂村たかこさんは、世のコスプレ女子がきっとシビれた憧れたあの衣装を完璧に着こなしていらっしゃった。さらに、劇中でのポージングが素晴らしかった。正面を向いて三角座り的な座り方をされた時の見えそうで見えないギリギリ感。横を向いて座る時にも、立っている時にも計算され尽くした見せ感。素晴らしい。那珂村さんの脚の太さがまた丁度良かったんですよね。120点の太もも最高。眼福眼福。だがしかし、ひとつだけ残念だったことを申し上げさせていただくならば、アンダーウェアとわかる肌色のモノが見えてしまってたんです。衣装用のアンダーとかバレエのボディファンデーションだとかとは思うのですが、しっかり肌色がわかってしまっていて、それ以外が完璧だっただけに余計に残念に思えてしまったのです。もっとハイレグ、薄い色を望みます。でも、最近はコスプレイヤーさんでもアンダーウェアについてのマナーが厳しくなってきてもいますし「安心してください。穿いてますよー」というアピールは必要なのでしょうか。

・衣装のことだけ言ってしまったけど、役としても百姉はイメージ通りでどきどきしましたにゃあ。そして相棒の真理路も。情けないのに真っ直ぐ。ジャンピング土下座では笑いました。だからこそ、あの死に様はぐっとくるものがある。

・八百比丘尼と卍の厠シーンがマジ楽しそう。アドリブシーンなんだろうけれど、本当に男の人っていくつになってもうんこがお好きなのですね。

・原作で、特に好きでもなかった川上新夜なんですが、なんだか良かったんです。実際に血糊で女体に文様描いちゃうのがよかったのかしら。

・観劇中、唯一涙が頬を伝ったのが凶と恋ちゃんのシーン。恋ちゃんが凶の背中にもたれるところと、凶が恋ちゃんの亡骸に対峙するところ。戴兄ちゃんを慕う恋ちゃんが健気でいじらしくて痛ましい。女に妹の影を重ねてしまう男、恋い慕う男から妹扱いされてしまう女。嗚呼切ない。

・惨殺された妹のおもかげをどこかに追ってしまうという共通事項がある卍と凶、舞台を観てそこにもぐっときた。

・川上同様、舞台を観てこんなにこのキャラ好きだったっけと自分に動揺したのが尸良。最初からうわぁこいつキモい・・・という尸良ですごいなぁと観ていたのですがカニ野郎になってからの尸良のイキっぷりがハマっていてゾクゾクきた。沙村漫画に出てくる変態野郎が大好きな方にはオススメします。

・原作での見せ場。あの背景がドン!とでてくる殺し場は映像で表現。極彩色の背景。見せ場を演じている役者さんたちがモノクロに見える不思議。

・槇絵無双(゚∀゚)キタコレ!! そしてラストシーンに向かう最後の大殺陣が気持ちいい。「撫で斬りにしてやんぜ」これぞむげにん。

・最後の最後。卍と凛のシーン。凛が「もう少しだけそばにいさせてください・・・」と卍のからだに顔を埋めるところよかったなあ。原作でもいったりきたりする卍と凛の兄妹でもあり男女でもあるゆらゆらした関係性、きゅんとくるなあ。

・凛ちゃんは、幼い部分と気を張った部分、どっちもしっかり出ていて好き。

・エンディングに座長の歌が流れるというのが新感覚でした。


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アフタヌーンからのお花!


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落語心中スタッフさんからも!




【今回のノート】

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原作が長いだけに話を途中で終わらせ二人の旅路はこれからも続く的な終わらせ方にするのだとばかり思っていましたが、2017年4月に続編を上演とのこと。
脚本は17巻から最終巻までだそうですよー。

無限の住人 (17) (アフタヌーンKC)

無限の住人 (17) (アフタヌーンKC)

ウホッ・・・17巻表紙は私の大好きな瞳阿(どうあ)ちゃん!
瞳阿ちゃんが凛にくれるアレはストーリー上、重要ですもんね。
活躍が楽しみすぎるー!
でも、あの江戸城編はどうするの?

そして、今回、私の大好きな宗理先生の登場がなかったのですが、続編でも登場ないのかなあ。




さて、最後に残念至極な、我が身の上の恥をば晒して締めとしたいと思います。
この観劇日記を書こうと荷物を整理していて、そこで初めて身に起こった悲劇に気づきました。
いくらバッグを漁っても会場で購入したパンフレットが見つからない。
ないないない。
昨日の行動を細かく思い起こしてみます。
上演前と休憩中、パンフレットを読んでにやにや→上演中、買った時にもらったビニル袋にはチラシなどを入れてパンフレット自体はそのままバッグと一緒に席の下に置いておいた→カテコ終了したら21:30前。夜行バス出発まであと1時間、と慌ててゼロを後にする。
この時、バッグとビニル袋だけをひっつかんで出てきちゃったようなのですね。
おいおいマジか。
写真も武器解説も沙村広明✕関智一対談もぎっしり詰まったあのパンフレットを置いてきてしまったなんて、なんという不覚。
しかも取りに行けない距離。
対談、半分しか読めてなかったし、なんとか手元に戻したい。
制作さんに問い合わせます。


記事を書いているのはこんな人です。
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