2016年、これから何年か経ってもこの夏に見たもうひとつの地上の景色は忘れないと思う。

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雨上がりの空 NEX-5 SEL16F28
雨上がりの空 NEX-5 SEL16F28 posted by (C)たにっこ



少年ジャンプで15年にわたり掲載されたBLEACHが完結して早1週間。
昨日は、完結のこのタイミングで上演された「ROCK MUSICAL BLEACH」を観てきました。
興奮冷めやらぬうちに感想などを書き連ねておきたいと思います。


「ROCK MUSICAL BLEACH」観たいと思ったきっかけはTwitterとキービジュアル

実は私、今年の6月までBLEACH読んだことなかったんです。
「嘘やん?」て言われると思うんですが、ほんまの話。
15年連載されてた漫画なのに。
友人宅に泊まりに行った時に友人が「一護かっこいい~~~!」ってアニメを見ている横で(いちごってストロベリーかよw)と思いながら相当冷めた目で彼女を眺めていた私。
あれから約10年。
今になって絶賛少年漫画にハマっている時期だったのと、2.5次元舞台に興味深々なタイミングだったこと、そして気になる役者さんが出演されるというツイートが流れてきたのがいちばんのきっかけになって「え!ブリミュ観たい!!!」とひとり超興奮。
(以下、ROCK MUSICAL BLEACH=ブリミュ)
先行予約でとりあえず京都大ラスのチケットを確保した次第です。
ちなみに、チケットを取る際にこの友人を誘いましたが「ジャンプはもう卒業しました」という非常にあっさりしたご返答をいただきました・・・。


さて、観劇きっかけになったのはこの方。


去年、ワンピースタワーで出会ってたゾロさんです。
今年の冬には記念撮影までしてきた
ワンピースのショーってアフレコだから、今回のブリミュで初めて全一くんのお声を聞けるんですわ。

そしてもうおひと方。


もうね、2012年のニチアサ番組「特命戦隊ゴーバスターズ」のリュウジが大好きだったんです。
ゴーバスのほかは映画1本くらいしか観てないんですが。
それでもブリミュのニュースを見た瞬間、「ばばりょが和服でメガネ!観に行かねば!」という勝手な使命感が沸きました。


それから、公式サイトのビジュアルね。
www.rmbleach.com
サイト入った時のビジュアルもかっこいいんですが入った後、サイトの下のとこの護廷十三隊の後ろ姿がめっちゃカッコいい。
当時はこの後ろ向いてる人たちが護廷十三隊とかいうことはもちろん知らないわけですが。
白と黒がめちゃめちゃ効いてるし、この色合いこそBLEACH。
お芝居を観に行く時、そのきっかけになるのって好きな劇団だったり役者さんだったり、好みのスト―リーだったり、何か惹かれるポイントがあるはずですよ。
ただ、原作のある2.5次元舞台で「この舞台観てみたい!」って思う決め手になるのってサイトに掲載されるキービジュアルなんじゃないかなって。
(2.5次元舞台・・・漫画やアニメ、ゲームなどを原作にして立ち上げた舞台にショー的な要素を加えたライブエンターテインメント。漫画・アニメ[2次元]と舞台[3次元 ]の中間に位置する世界観を持つということから2.5次元舞台と呼ばれます)
私の場合、原作を知らなかったけれど「なんかみんなカッコよさそうだし舞台楽しみ~」という期待感は持てました。


ブリミュ観劇の前に原作15年分をいっきに駆け抜けました

推しがいるだけに、原作を知らずに観に行ってもたぶん楽しめるだろうとは思ったんですが、知っていれば倍楽しめるよな~と思い立ち6月末からコミックレンタルでいっき借りして73巻まで読破。
私、通勤時間が往復3時間くらいあるんで1か月くらいで読了して。
15年分を1ヵ月で。
折よく4月からジャンプ本誌の購読を始めていたので73巻以降は本誌で、最終話まで読み切りました。
なんだろうね。
もう全てがカッコよかったよ。
キャラはもちろん、彼らのコスチュームも、台詞(各キャラ、必殺技的なものを出すために刀の名前を読んであげないとならない。ex.「面を上げろ侘助(わびすけ)」)も、スピード感ある大ゴマ連続の絵も。
特にキャラクターの横の関係性には驚きと萌えと泣きがあった。
あと、主人公・一護がどうなっても、何をやってもカッコよくてズルかった。
マイベスト巻は71巻だったんですが、ブリミュには私の好きな涅マユリ隊長とネムちゃんは出てこず残念。
週刊誌だとバトルシーンが長い、転換多いで読むのやめたという方もいたそうなんですが、その点、いっき読みの私は文字通りいっきに読み進められてそのスピード感にのめり込めたので、これはまとめ読みのメリットですね。
途中オチされた方には連載終了と同時にリリースされた無料アプリをオススメします。
第1話から毎日、一護たちの物語を楽しめるんですよ。
最終話「Death&Strawberry」読んだら第1話の「Death&Strawberry」へ・・・という流れ、最高ですね。
藍染隊長の「いつからBLEACHが最終回だと勘違いしていた?」というお声が聞こえてきそうです。

internet.watch.impress.co.jp



こんな感じで、ブリミュまでにすごい勢いついてたんで、気持ちがいい具合にアガった状態で行けました。


当日感想など

観劇前は公式Twitterと推しのTwitterだけを追っていたんですが、どうにも期待感が高まって「たぶん絶対もう1回見たくなる!」という気になってきてしまい、公演直前にチケットを追加購入。
当日券列に並んで買えなかったらイヤだなぁ~と思い、事前にチケットを確保できる当日引換券の方にしました。
(当日引換券・・・前売り券として用意されてたけど売れなかったりキャンセルされた席。関係者席ということもあるらしい)
平日は行けない、まだ残があるのは日曜だけ・・・ということで公演最終日の昼・夜連続で観ることに。


[あらすじ]
霊感が強い高校生・黒崎一護。一護は家族を護るため、死神の少女・朽木ルキアからその力を譲渡された。だがルキアは、生きている人間の一護に死神の力を譲渡した罪で、死神の世界・尸魂界(ソウル・ソサエティ)へと連れ戻され、処刑を待つ身となってしまう。

ルキアを必ず助け出すという決意を胸に、一護は尸魂界へと向かう。

決して揺らぐことのない友情、信じていた人達の裏切り…それぞれの想いが錯綜する尸魂界。やがて、暗雲が晴れる時は訪れるのか…?
(出典:ストーリー|「ROCK MUSICAL BLEACH」 ~もうひとつの地上~


ちゃんと覚えて行きましたがな。
やりましたがな。


本当に、体温含んだ風がぶわってきたんです。
あの瞬間の、ドキッてした気持ちと体感温度、これ書いてる今も思い出せます。
今ってさ、もういろんなことが部屋にいながら テレビでネットで タダで労力いらずで見られるけれど、劇場に行かないと体感できないことが、例えばこんなことなんですよね。
だから生で観劇、やめられないっ!


雛森ちゃんになってばばりょ藍染様に羽織かけてもらいたいし、手に触れたいし、胸に顔埋めてにおい嗅ぎたい・・・。 藍染様がお仕事してる横にいつまででも座っていたい。ほんま、「落ち着くまでいつまででもいるといい」って台詞は麻薬。






公演の最中、そして公演後にぽちぽち打っていた言葉たちは、キャストさんやスタッフさんたち、ブリミュを好きな人たちに届くともわからない、本当に自己満足な言葉たち。
届かなくても、すぐに消えてしまっても、拙くても、いっぱい溢れる「スキ」の中を泳ぎまわりながら泡のように言葉を吐き出さずにはいられない。



Making Good Relations, OK?



2016年の金魚姫からは以上です。