ちょっと観ました? もう観ました?
星野源さんもオールナイトニッポンで絶賛していた「君の名は。」。
先月、映画館で予告を見た瞬間、これはいち早く映画館で観ておかないといけないやつや。
そう直感した作品で、だけど先週はブリミュで頭がいっぱいで、ならばファーストデーに行こう~とナメた考えで会社帰りに寄ったら19:25の回は満席だったんですよ。
すごいわ、ファーストデー×話題作。
21:00過ぎの回は翌日に響きそうだし、金曜日のチケットを買ってスゴスゴ帰宅したのでした。
で、やっと観てきたんですが、期待してた以上にきゅんとして、ドキドキして、あたたかい涙をながしちゃった。
そんな映画でした。
予告動画の下からだらだらと私がスキだったところを書いていきすね。
ネタバレというものになるのかな。
でも考察みたいなものはないからな!!
とにかくキャラクターがかわいいー!
今回何が今までと違うかって、とにかくヒロインがかわいいことかわいいこと!
絵がかわいいよね!
線が違うよね!
みつはかわいい!
このかわいさを見て一発ノックアウトされた!
絵だけじゃなくって性格もいいなんて。
あと、みつはが入ってるの時の神木くんの女の子演技最高かわいい。
それから、みつはと入れ替わるたびにおっぱい揉んでる瀧が男の子でかわいい。
瀧の友だちもみつはの友だちもいい奴らすぎる
いきなり様子がおかしい瀧/みつはを受け入れちゃう、それぞれの友だちのキャラがまた良過ぎ。
司、お前の放った「(瀧が)かわいいなって」にガッツポーズしそうになったから。
カフェに憧れてたみつはが瀧と入れ替わった初日に司と真太とドッグカフェ?に行くシーンかわいいね。
司も真太も瀧も、みんなそれぞれにモテそうよね。
みつはin瀧がモテはじめちゃうのわかる。
みつはin瀧が男子のノリでてっしーにくっついちゃうところで「くっつくなや~」て、ちゃんと距離とってくれるのほんといい奴すぎる。
てっしーがムー民て設定もキーだよね。
さやか切ないポジションだけど、いてくれてよかったーと思える子。
四葉もめちゃかわいくてヤバかった。ヤバいヤバい。
この子たちがいたから瀧とみつはは未来を変えられた。
「君の名は。」は、二人だけの世界で終わらないストーリーだったのが胸アツポイントでした。
奥寺先輩
瀧の気持ちに気づいててデートしてくれた上で軽く振ってくれたりするから悪女キャラかと思っちゃったけど、最終的には先輩の方が瀧のこと好きだったよね。
瀧が飛騨に行く時もついてきてくれたし、5年後もなにげに結婚報告しに来てくれたし、あれはあてつけじゃなく自分気持ちにケリをつけるためですよね。
年上の女性にそんなことをさせてしまう瀧。お前も罪な男よのう。
かつて自分が好きだった人に「実はあの頃、自分も君のこと好きだったんだよ」
っていう態度・言葉をもらうって「こんな恋してみたかった願望妄想」においてはかなり上位に入ってくるシチュエーションだけど、こういうのももれなく入れ込んでくれてるので切なさ倍増。
でも、瀧はこの後ちゃんとみつはと出会えてるからな。
秒速5センチメートルで君のことを想っていた頃とは違うのだよ。
みつはパパは元・民俗学者
ここ、なにげにヒットだった部分。
パパとふたばさんはもしかしたら『夜叉ヶ池』の萩原と百合さんみたいな出会いをしたのだろうか。
夢を見るのは血筋みたいなので、ふたばさんはパパと夢で出会ってた→パパはふたばさんを探すフィールドワークに出た→ふたばさんと再会?して飛騨に落ち着いた・・・とかだったら素敵やなって思ったんだけどよそものは町長にはなれないか。
でもパパって方言でしゃべってたっけ?
ガイド本買おうかな。
風景が眩しい
新海さんと言えば風景の美しさ。
みつはが初めて東京で迎えた朝の風景。
東京に見慣れてしまってる人間には見えない光景なんじゃないかな。
広くて、期待に溢れてて、きらきらと眩しくて、東京っていう言葉が持つ力が溢れてたシーンだった。
それから、みつはin瀧たちが御神体に御神酒を奉納しに行く道中の風景も泣ける程綺麗だった(実際泣いた)。
特に紅葉。
3年後に見る色彩の違いにまた泣く。
遠距離恋愛どころか時空超越恋愛
中身入れ替わりモノって、身近な男女で、入れ替わったことにより意識し始めてというイメージ強いのに瀧とみつはは会ったこともない、しかも東京と飛騨の二人で、さらに3年間時間軸が違う。
この設定が明らかになった時の高揚感よ。
3年前に会いに来られててもわかんないよね。
でも、紐で結ばれあってたとか「糸」の持つ意味に胸アツ。
次々に襲い来るどきどき
「それから二度と入れ替わることはなかった」で、まず、えっ? まだ始まって割とすぐじゃない? て、なんか予告から想像してたのと違うの? て気になる。
彗星が割れるってそういうこと?! 予告で感じたロマッティックさがなんか違う・・・?
片割れ時の再会でマジックが落ちるとこではこれってバッドエンド? て気にさえ。
やっぱり隕石は落ちてくる。
なんだよ、予告から想像するスト―リーからどんどん離れて行ってないか?
本当にふたりは出会えるの?
途中から、気がつけば胸の前で両手をぎゅっとしてスクリーンを見てた。
最後の最後の二人の台詞まで安心できなかった。
最後まですんごいどきどき続いた。
出会えても忘れてしまうもどかしさ
片割れ時に時間を超えて二人が出会えて、観客側の気持ちもガアアアアアーってアガるのにさ、目覚めたら瀧は「なんで俺・・・?」て忘れちゃってるって・・・。
そこからもそんなシーンいくつもあって。
でも、この「忘れてるけど覚えてる」-この切なさが最高。
「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」
という昭和の「君の名は」は観たことないんですが、やっぱりエッセンス的なものとして取り込まれてるんでしょうか。
今まで読むの我慢してたレビューブログも読んでいきたいと思います。
キャッチーな新海さん
私、なんだかんだで『彼女と彼女の猫』以外の作品ぜんぶ観てる・・・と今、新海さん作品リストを眺めてて驚いたんですが。
今回こんなに素直に盛り上がれたのって絵、ストーリー、音楽が「キャッチー」だったからだよねーと回想しています。
神木くんの存在も大きかったかも。
なんかの組織の名前とかジブリ的なファンタジー、万葉集が出てくるわけでもなく、今の高校生二人が軸になってて、さらにこの二人の周りの人たちも巻き込んでいく開かれたストーリーだったのが良かった。
なんとなく新海さん作品って、アニメ好き・作品作るの好きって人が観に行くイメージがあったんです。
(自分も観てるけど)
でも、「君の名は。」からはそういうマニアくささが一切感じられない。
高校生・大学生がたくさんきゃっきゃ言いながら観に来てて、私も、斜め前のサラリーマンさんも若干浮いてた、そんな空気感さえありました。
軸は変わらないのに出し方を少し変えるだけでこんなにも変化が起こるもんなんだなーとおもしろがれたし、何より本当に上映中キュンキュンどきどきさせてもらえて楽しかったので、人出が収まる頃にまた観に行きたいと思います。
- 作者: 新海誠,東宝,コミックス・ウェーブ・フィルム,角川書店
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トピック「君の名は。」について
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