九月花形歌舞伎『あらしのよるに』を観に南座に行ってきたんだけど、ずっとあったかい気持ちが続いているよ。

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劇場版アニメ公開時には「ぼくを食べてください」というヤギのメイの台詞が一部で話題になった『あらしのよるに』が歌舞伎に?!
どうするの? どうなるの? の好奇心で観に行ってきました!

嵐の夜、仲間からはぐれて逃げ込んだ小屋で、オオカミのガブとヤギのメイは出会う。
暗闇の中、二匹はお互いの姿を見ることもなく、夜通し語り合い、心を通じ合わせる。
「嵐の夜に」の合言葉を決めて、翌日改めて会うことになった二匹だったが、白昼のもと自分たちが「食うものと食われるもの」であることを知る。
それでも魅かれ合い「ともだち」となり逢瀬を重ねるガブとメイだったが、天敵同士のオオカミとヤギ。
群れをあげての争いの末、それぞれの群れを離れた二匹を待ち受けていたのは、もうひとつの試練―。


中村獅童さんが長い間、関わりを持ってきた作品なだけに南座の舞台で“がぶ”が生きていました!
声、動き、感情の移り変わり・・・長年、獅童さんの「身体の中」で生きていたがぶが、やっとその身体を通じて外に出てこられた。
それくらいしっくりきていて、何より獅童さんが楽しそうでした。
楽しそうなだけでなく場の空気・ノリもぱっと作り上げていて、ああこの作品は獅童さんあって初めて生きるものだなぁと。
悪い意味ではなく。

序盤、嵐の夜の小屋のシーン。
二人のやりとりから生まれてくる優しい気持ちがぶわああああっと客席を包み込み始めて、それだけで涙が出てきてしまいました。
最近、涙もろいのかな。

その後も、がぶが自分にとって大切な場所にめいを連れてくる場や、二人を襲う危機を乗り越えどんどんと絆が深まる二人の姿に涙が勝手に。
『義経千本桜』の四の切同様、動物世界の話というだけでなく、人間の世界にもそっくりそのまま当てはまる話だからこそ、こんなにも胸が詰まり涙が溢れたんですね。


尾上松也さんは今回初めて舞台で観たのですが、ヤギの割にはガタイが良かった(笑)
でも、繊細なかわいらしさのある所作と声はめいにぴったりハマっていました。
ヤギの引っ込みは狐忠信みたいでした。
ただ、手先は忠信みたいにくにっと折らないんですね。
(3階席だったのでなんとなくしか見えなかったけれど)

そして澤瀉屋・市川月乃助さん!
こちらも上背がある上に、どっしりと、でもしゅっとした色気のある狼さんで仇役にぴったり♡



カーテンコールでは客席の皆さん舞台に向かってめっちゃ両手を振っていたんだけど、なにコレ、獅童さんの舞台ってこんなノリなの?(笑)
手拍子も起こって最後まで楽しかったです!

舞台を回想して、本当に幸せな気持ちになって帰路につきました。

観に行って良かった!

売店にはあらしのよるに浴衣とか、絵本の絵のクリアファイルとか、がぶとめいの飴ちゃんセットなんかが販売されてました。
がぶがめいにかけてくれた幸福草の首飾り風ネックレスなんかあったらうっかり買ってたかもしれないんだけどな。
キャラものそのまんまよりも、知らない人はわかんないけどお芝居を連想させてくれるようなグッズって案外好きです。
(最近、歌舞伎界隈も物販お盛んですよね)


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あと、ロビーにはこんなにカワイイがぶとめいがいました。
もふもふしたいぜ♡

【今日のノート】

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完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)

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