BON VOYAGE!

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おとついは1日ため息ばかりが口をついて出てきて、そのようすを見た会社の子からはなんだか燃え尽きているように見えますが、と不思議そうな顔をされながら過ごしていました。
今はもう大丈夫。


2016年4月26日。
スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」於:博多座に行って参りました。
泣いて笑って一緒に歌ってこれで一旦はおしまい、の大千秋楽です。

まだ年度が開けない時期の博多公演日程発表後すぐに社内メンバーに休暇の根回し、年度が明けたら即有給休暇申請。
25日終業後、帰宅せずにそのまま夜行バスで博多入り。
3月の大阪公演観劇後からのひと月間もまた毎日Twitterやブログにアップされている公演レポや、役者さん方のオフ時間のお写真を眺めながらあっという間に過ぎ去りました。
先週末からは早く観に行きたいけれど、自分が観に行くのは千秋楽、ワンピース歌舞伎ラストデイなんだ、昨年秋から続いてきた大饗宴が終わっちゃうんだ、と思えてきて、それならばまだ26日は来なくていい…なんておかしなことも考え始めていました。

でも、博多に入ったらそんな気持ちは一変。
早く麦わらの一味、海軍、たくさんの仲間たちに会いたい。
彼らの姿をしっかりと目に焼き付けながら共に冒険の時を過ごしたい。
胸の奥からワクワクがうずうず・・・ルフィ、チョッパー、フランキーが目をらんらんと輝かせるあの顔になっていたと思います。
実際、博多は劇場自体が「さあさあ、ワンピースはここでやってますよ! 絶対楽しいからおいでおいで!」と、どデカい看板とたくさんの幟でお出迎えしてくれて、それらを見たら脳内でナダルが「やっべーぞ! やっべーぞ!」を叫び始めましたね。
さらに、劇場に入ったらロビーも階段も場内も、特にトイレはめっちゃキレイだし、なんだか歌舞伎に関係ないアクセサリー屋さんはじめお土産屋さんもたくさんでうきうき気分が倍増。
舞台写真コーナーでは完売のお写真もたくさんだったけれど、まだ残ってるお写真を見ながら他のお客さん(女子)が「フォト一揆*1する~?w」なんてニコニコおしゃべりをしていてフォト一揆というジャニーズワードをここで聞くことになるとは、とそれもまた微笑ましくて。
そして、ジャニっけのある人たちもまたワンピース歌舞伎の世界を好きになってくれてるんだなあと思うと、歌舞伎もジャニーズも日本の文化ですとちょっと誇らしくもなりました。
(かくいう私も最近はジャニーズのステージの魅力に引き寄せられている最中です。)


さて、今回の観劇に際して私はブログに何を残したらいいんだろう。
初演から数ヶ月間、とてもたくさんの言葉がネット上を飛び交いました。
これからも飛び交い続けることでしょう。
私が感じたことや思ったこと、私が見ていなかった部分についての情報、その他いろんなことの大概は既に発信されていて、それは今更私が発言するのも気が引けてくるくらいの量だし、それより何より、毎回、舞台を観ている最中は頭がバカになるので後から思い起こすのがなかなか困難なのです。
観ている最中アドレナリン大放出でヒャッハー!ですから。
そのせいか観ている最中は流した涙で肌かっぴかぴになっているくせに、観劇日の翌日は肌の調子がかなり良いです。
観劇は潤い。

それはさておき。
初演を観たときから最後に思うことはひとつ―「愛してくれてありがとう」。
もうこれだけだなって。

原作の熱量をそのまま舞台にあげるために作品を日夜ブラッシュアップし続けてくれたスタッフさんに役者さん。
役者さんたちは本当にそれぞれの役が大好きでがっちり向き合って下さってるっていうのが伝わってくるし、私がワンピース歌舞伎楽しい大好き! って思えるのは皆さんがワンピースを心から愛してくれているからに他ならないし、それに加えて役者さんたちや歌舞伎やワンピースという作品を愛する人たちの気持ちが会場にいっぱい溢れている感じが伝わってくるから。
舞台からほとばしる熱気を受けて返すかのように劇中、随所で手拍子を送る客席。
博多、千秋楽のせいもあってか今までの会場よりも手拍子する箇所も量も多かったように感じました。
舞台上からの気と客席からの気がすごく合致してた。
愛は舞台上からもらうだけのものじゃなくって、客席側から送る愛も大きかったな。

愛だ愛だと連発してこいつちょっと頭がやっべーぞ! という雰囲気になってきたので、もうひとつだけ思ったことを書いて終わりにしたいと思います。

本当に当たり前、大前提なことですが“少年漫画”してたなあと言うところです。
荒唐無稽でバカ正直で、敵も味方もみんなそれぞれに自分なりの正義があって、カッコよくて、時には大打撃をくらって泣いたりもするけれど、仲間に支えられて立ち上がる。
尾田っちが言っている「(少年漫画は)女子の黄色い声には流されない、少年がみて楽しめるものであるべき」という要素満載のお芝居。
(いや、それでも女子は思いっきり脳内で黄色い雄叫びをあげていましたけどね!)
実際、猿之助さんは知り合いのお子さんに感想を聞いてつまらないと言われたところはどんどん変えていったという話もありましたよね。(すごいうろ覚え情報)
そういうのに加えて、そんな“少年漫画”をやってる人たちが、リアル少年・青年含めてええ年した男の人たちだけだったっていうのがまたいい。(私が表現手法に加えて歌舞伎で良かったなあと感じた点はここ)
アドリブでふざける時も全力。
男はいくつになっても少年という言葉を思い出しました。
子どもの頃いっとき味わった、女は入りたくても入れない少年の世界を外から眺める感じ、それも胸の中に蘇りました。
まあ、女の中にも少年の気持ちのカケラは存在するわけで、だから“少年漫画”は男女問わず愛されるものなわけで。
そんな少年の心の象徴がルフィの笑顔―猿之助さんの笑顔でした。
ワンピース歌舞伎、愛おしい。

役者さんだけでなくスタッフさんまで全員が集合したあたたかなカーテンコールの後には、今秋にシネマ歌舞伎化ということと来年の再演が発表され、猿之助さんたちと私たちファンの再びの航海が約束されました。
ワンピース歌舞伎は舞台を、ワンピースを愛する人みんなが仲間になる。

次の航海の日まで私は私の日常を生きていきますが、映画館・劇場に乗り込む日にはもう一度、仲間に入れてください。

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今回もお弁当は海賊弁当を。
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https://www.instagram.com/p/BEpJK1XDJCO/
ワンピース歌舞伎 楽日、只今博多入り。今月は大渦蜘蛛のスクアード み のあるピアスにしてみた♡ラスト航海、1/3の女の心意気ヘアーで行くよい!#colorful8nch #hairstyle #LITA #刈り上げ
今年は、推しの役者さんにちなんだピアスで観劇というのをやってて今回はこれ。
女の心意気を目印にフォロワーさんにお声かけもいただけて嬉しかったです。
普段ネットでやり取りしている方と「やっと会えた~」。
人繋ぎのワンピース歌舞伎最高。


ぴーえす
博多公演。劇場の中だけでなく、劇場の外とも、TETOTEが繋がった公演だったと思います。
私はCDの方を購入したけどダウンロードもできるんだって。

TETOTE - Single

TETOTE - Single

  • Ruan
  • J-Pop
  • ¥500

ぴーえす2
ワンピースを知らなくても全然楽しめるけど、知ってたら「そんなとこも演出に入れてるー役作りこんなとこまで反映してくれてるんだー」等々発見の楽しみもあるから・・・帰り道にパルコの麦わらストアで買っちゃいました。
SBSについていけるようになりたいなー。

ONE PIECE 500 QUIZ BOOK (ジャンプコミックス)

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記事を書いているのはこんな人です。
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shiba-fu.hatenablog.com
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*1:フォト一揆・・・関西Jr.担当の恒例行事、千秋楽のフォト売り切れさせ合戦のこと。「○○君のフォトセット、残り何セットですか? あ、じゃあ50セットください」というように自担の写真を売り切れさせ、こんなにも○○君は人気がありますと事務所に知らしめる行為。