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冬たび高知 赤岡~北川村温泉に行ってきました。

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今年は夏にモンゴルに行ったので(旅費的に)高知に行けなかった・・・でも行きたい・・・せっかく冬のボーナスを使うなら今までずっと行きたいと思っていた北川村温泉をメインに、吉田類先生みたいに気の赴くまま旅をしてみたい!

と、思い立ち決行しました冬の高知・温泉旅。

時間にとらわれず、ゆっくり旅するつもりだったのですが、半年前からの予定で12月26日19時から伊丹で花組芝居という劇団の観劇の予定が入っていたため、観劇終了後に宝塚へ移動。
宝塚を23時5分に出発し、高知到着5時半でした!

高知旅1日目は沢田マンションとの出会いから。

いつもなら事前に行きたい場所もルートもスケジュールも決めて出発するのですが、今回は直前に引っ越しもあり残業もありで思いがけず細かいところを決めることなく出発してしまいました。

「1日目は絵金関係の場所を巡って、早めに宿にチェックイン

これしか決めずに高知に到着。

絵金(えきん)さんは、幕末期に土佐で活躍した絵師金蔵、略して絵金。
もとは土佐藩家老桐間家の御用を勤める狩野派の絵師でしたが贋作事件にハメられてお城下追放となります。
空白の10年間を経て、叔母を頼りに赤岡という土地に定住し、酒蔵をアトリエに絵を描きました。
俗悪にして絢爛と言われる極彩色の屏風絵は知る人ぞ知るかもしれませんが、いちど魅入ってしまうと抜けられない闇の世界です。
最近のメジャーな露出では映画『土竜の唄』のワンシーンにも背景として絵金さんの屏風絵が使用されています。

イカ天出身・最近中年デビューを果たしたハードロックバンド・人間椅子の2ndアルバム『桜の森の満開の下』ジャケット内側にも絵金さんの絵が使用されていたのを知っているのは・・・檀家だけかもしれませんね(;´∀`)

私が絵金さんを知ったきっかけは、元々、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)という絵師の本を探しに行ったら暁斎のがなくてかわりに絵金の本を見つけてしまったという、本当の偶然です。
「あった、あった」と思って本を手に取ったら「あれ、違う人だ」。
ご両人とも、おどろおどろしい絵もあれば、流派に沿ったお上品な絵もあり笑い絵ありで、私の中で「東の暁斎、西の絵金」と両雄並び立つな感じの絵師さんです。
絵金さんの方がより野太い印象があります。
今日、改めて資料を見て知ったのですが、二人とも同じ先生にお世話になったことがあったみたいでなるほどといった感じです。

高知駅の次、薊野(あぞうの)駅下車・徒歩約20分のところに絵金さんのお墓があるという情報を事前に高知県観光協会とさてらすさんに教えてもらってたので、まずはお墓参りから始めようと朝の8時過ぎに薊野駅到着。
駅前の案内板の通りに進んで行ったら突如、目の前に見たことのない建物が屹立していました。

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何これどこの軍艦島

沢田マンションというちゃんと人の住んでいる(お店も入っている)マンション。

その隣には山脇マンションという筐体からご夫婦で作ってしまったという手作りマンションが。
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入り口のこの手作り感を見るだけでも心惹かれます。

どちらも中までは見に行きませんでしたが、私自身が「住」に「面白さ」を求めるようになっている今、特に沢田マンションは見ているだけでもわくわくしました!
10畳のお部屋が3万円です!!(←空き部屋情報の貼り紙を見た)

お墓参りに真宗寺山へ。

朝からの思いがけない出会いにテンションも上がり、いざマンションの裏山へ。
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電信柱の案内。
絵金さんだけでなく、岡田以蔵のお墓もあるここは真宗寺山。

山道を歩いていくと各墓所の案内。
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まずは絵金さんのお墓から・・・と思い奥の道へと歩を進めましたが、これ、明らかに道に迷わないようの印や。
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なかなか次の案内印が見つからず山中を30分はさまよい歩きました。

どうしても行き方がわからなかったので最後の頼みはYouTube(笑)
どんなものでも動画にあがっているものですね!

やっと見つけた案内は剥がれていました。
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奥様といっしょに入られているお墓です。
名前も町絵師になってからの「友竹」と記されています。
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墓前におちょこが置いてあるのも酒好きな絵金さんらしい。

次に以蔵さぁのお墓に向かいましたが、こちらはメジャーな墓所だからか案内もわかりやすく、墓前も盛り上がっていました。
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以蔵さぁは大河ドラマ龍馬伝』でだいぶ「かわイケメン」なイメージがついてしまったと思いますが、私の以蔵原点は『お~い!竜馬』(CV:千葉繁)のきったない野良犬のイメージです。
報われないところがまた良し。
もうひとつの以蔵原点は、私くらいの年代の一部の女子が通ったであろう投稿雑誌・ファンロードに掲載されていた一條和春氏の『粉雪抄』。以蔵がこんなに儚くて美しいはずがないのに・・・!でも、そこが歴史同人マンガの魅力。完結編を含めた三部作が収録されている『黒いぜよ!龍馬ちゃん』は年末年始の漫画読みタイムに是非おすすめします。
ちなみに、シリアス漫画時は一條和春名義、コメディタッチ漫画はくもぎり太郎名義で執筆されています。よって、『黒いぜよ!~』と『粉雪抄』は絵のタッチが違います!これ、豆知識な。

日本で二番目にちいさい町で絵金さんの絵を楽しむ。

お墓参りの後は電車で赤岡町へ移動。
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赤岡を訪れるのは3度目ですが、変わらないゆるさで時間が流れていました。
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駅から一路、絵金蔵へ。

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絵金さんの、レプリカでない本物の絵も常時2枚ずつ見ることができる上、屏風絵を蝋燭の灯り(蔵では本火ではなく電気)で見るという夏祭りの雰囲気を楽しめるのが好きなところです。
数年前まで開いていた絵金資料館もこの蔵のオープンを機に、保管されていた約300点の白描画等を寄贈し閉館されたのでとても貴重な施設です。
前回訪れた時には資料館の存在自体を知らなかったので今回は元・資料館だった建物や、昔、アトリエだった蔵の跡地も見て回り絵金さん尽くしの1日でした。

日本画についてとか、流派、絵の具について、人間関係、歌舞伎について、歴史・・・わかることが増えればもっと絵を見るのが楽しくなるはず。
来年は“学び”の年にしたいです。


絵金蔵 公式ホームページ - Ekingura official Website

ごめん・なはり線で北川村へ。

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どちらもごめん・なはり線赤岡駅近くの風景。

ごめん・なはり線は日本最後のローカル新線として平成14年に開通し、高知県東部の南国市と奈半利(なはり)町を土佐湾沿いに42.7km全20駅で結び、やなせたかし氏考案の駅キャラクターが存在する全国的にも珍しい鉄道として走っています。
開通までの歴史は公式サイトをどうぞ。

ゴトゴトWeb

乗車した電車がちょうどオープンデッキ車両だったので、絶景ポイントである西分駅~穴内駅間では中学生と一緒に太平洋を眺めて過ごしました。

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(次の記事に続く)